いのうえ歌舞伎『蒼の乱』公式ニュース
2014.01.22 Wednesday より




撮影レポート&インタビュー 松山ケンイチ編



劇団☆新感線には待望の初参加となるのが“将門小次郎”を演じる松山ケンイチさん。
その衣裳は深い緑色の狩衣(かりぎぬ)に、長いマントをはおったスタイルになります。その颯爽と歩く姿には「天海さんと並んだツーショットが早く見たい!」との声が飛び交い、撮影に立ち会っていたいのうえさんも「背がでかいからいいねえ~!」と、とっても満足げ。



蒼の乱撮影レポート1



蒼の乱撮影レポート2



 テストの段階からサーキュレーターを2台、それも左右から同時に強力な風を送るというハードなものに。大きな飾りのついた烏帽子が風でズレないようにと、ヘアメイクの宮内さんも慎重にフィッティングの具合をチェックしている様子。



蒼の乱撮影レポート3



 バストショットの撮影では顔の前で刀を持ち、後ろに垂らした長い髪の毛を風で吹き上げ、その絶妙の一瞬がカメラに収められていきます。この風のコントロールが難関で、スタッフ一同、悪戦苦闘。ただ全体を巻き上げるのではなく、幾筋かの髪の束だけがスッと舞う感じにしたいらしく、会心のショットが撮れるまで何度も何度もシャッター音が響きます。



蒼の乱撮影レポート4



また、小道具にしている刀の柄の位置、その握り方、力の入れ方、さらには後れ毛の一本まで、河野さんの厳しいチェックが入ります。野波さんからも「片目だけしかめてみて」「天海さんとにらみ合っているようなイメージで」など、表情への注文が次々に繰り出され、それらのリクエストに素直に、自然に反応する松山さん。



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セットチェンジをすませたあとは、刀を構えてポーズを作る全身ショット。足を広げ、重心を後ろにしながら腰を落とすという、非常に不自然な、でもとても美しいポーズでしばらくじっとしていなければいけません。その体勢に合わせてマントにつけたテグス糸を誘導し、いい具合に風に乗せるスタッフ。すーっと広がるマントの透け具合も美しく、「本当にカッコイイね…!」とあちこちからため息まじりの感想が聞こえてきます。



蒼の乱撮影レポート6



河野さんから「今度は少しニヤッとしたり、ぐっと目に力を入れたりしてみて」と言われ、少しずつ表情を変化させていく松山さん。悪い顔で微笑む姿もなんだか新鮮で、スタッフ陣からは「意外なほどすっごく悪い人に見えるね。台本の小次郎のキャラクターとは違う感じだったけど、こういう表情もいいね~」とのつぶやきも。



蒼の乱撮影レポート7



さらに刀身をギラッと反射させたり、口を開けて叫ぶ表情で撮ってみたり、瞳のアップを撮ったりとさまざまなパターンのショットを撮り終え、無事撮影は終了! 

「撮れば撮るほど、どんどん将門に見えてきた!」と周囲からも大好評だった松山さんの将門ぶり。ご本人にも撮影終了後に、今回の撮影の感想などをうかがってみました。



蒼の乱撮影レポート8



――まずは今日の撮影の感想からおうかがいしたいのですが。

こんなにビジュアル撮影で時間がかかったのは初めてでした。すごく作りこんで撮っているというのは知っていたので、時間がかかるのは当然だなとは思っていましたけど。ふだんの自分とは全然違う、役というものを感じさせていただきましたし、これもひとつの役づくりになった気がします。作品の雰囲気を勉強させていただいた感じで、すごくいい時間でした。

――あんなにずっと風に吹かれ続けたのも初めてでは?

そうですね。今回は“風”がテーマということなので「ああ、そういうことなんだな」と思いました(笑)。意外に、瞬きせずにいられたのでよかったなと思います。

――見ていて、全然瞬きされてなかったので心配しました(笑)。

いやー、そうですよね。コンタクトレンズだったら大変なことになってたんでしょうけど、僕は裸眼なのでちょうどよかったです(笑)。



蒼の乱撮影レポート9



――今回のメイクや衣裳に関してはいかがでしたか。

ここまでのメイクはしたことがなかったので、どういう感じになるのかなって思っていたんですけど。すごくかっこよくなっていたので、自分でもビックリしました。衣裳は平安時代の狩衣と呼ばれるものなんですが、これは以前ドラマで着させていただいていたこともあるので、なんだか懐かしいです。


――今回、新感線には初参加ですが、出たかったという思いが叶った感じですか。

はい! 東京に出てきて初めて舞台というものを見たんですが、それが新感線の『レッツゴー!忍法帖』だったんですよ。ものすごくおもしろかったし、ものすごく感動しました。「東京にはこんなにおもしろいものがあるんだ」と驚いたのを今でも覚えています。ですから、もし自分に機会があった時には絶対やらせていただきたいなと思っていましたし、そのほかの作品を拝見するたびに「いいなあ、カッコイイなあ、この世界観の中に入りたいなあ」と、毎回思っていました。

――では今回出演が決まって、まずどんなことを思われましたか。

出させていただけることが決まった時にはまだ台本ができていなかったので、周りから「アクションとか大変だよ」とか「本当にハードだよ」って言われるたびに、どうなるのかなと思っていたんですが。いざ台本を読んでみたら、自分の役が以前にやった平清盛の、さらに前の世代にあたる平将門の役だったんですよね。もう、ビックリして「なんだ、この巡り合わせは?」と思いました。すごく縁を感じて、モチベーションが上がりましたね。自分が『平清盛』で勉強してきたことを、今回は存分に発揮したいなと思います。



蒼の乱撮影レポート10



――現時点では将門小次郎という役をどう演じようと思われていますか。

まずは、武士なので荒々しくやりたいなと思っています。荒々しいというのは屈強な男というのもそうなんですけど、精神的な部分だと思うんですよ。自由で、大地や自然を愛していて。そういう精神的な強さというものを、ちゃんと表現できればいいなと思いますね。

――天海さんと共演するということに関してはいかがですか。

映画でご一緒させていただいたことはありますが、その時にはからみのシーンがあまりなかったんです。でも今回は本当にがっつりやらせていただくので、すごく緊張はしていますが、あの圧倒的な存在感に負けないようになんとか役を成立させたいなという気持ちです。

――本番に向けて、個人的に楽しみにしていることは。

ぜひお客さんとの一体感を感じたいなと思っているんですが、でも今は心配なことばかりですね。まだ何も始まっていませんし、ケガに気をつけて、とにかく体調管理を本当にしっかりしないとと思っています。稽古が始まるまではとにかく体力トレーニングをするしかないですね。あとは稽古中にきっと、この舞台に必要な筋肉は鍛えられていくと思うので。とにかく脱落しないよう、みなさんにくらいついていけるだけの体力はつけていきたいと思います。


文:田中里津子 撮影:田中亜紀




前回アップされた撮影レポート第1弾!

紹介してませんでしたので…

ここで一緒にアップし松。

なお「天海祐希編」はコチラから → http://aonoran.jugem.jp/?eid=13




2013.11.25 Monday

撮影レポート 松山ケンイチ編



そしてヒロイン・蒼真に相対する“将門小次郎”役に扮する松山ケンイチさんの衣裳は“大地”を思わせる鮮やかな緑色。


蒼の乱撮影レポート11-1



眼光の鋭さをより効果的に見せるメイクに長髪という、この姿はこれまでの松山さんのイメージとも一味違って実に新鮮です。


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松山さんの場合も天海さん同様、やはり後ろに垂らした髪を風で瞬間的にうまく舞わせるのに一苦労。さらには刀の握り方、烏帽子の飾りの左右のバランスなど、細かいところをミリ単位で微調整しながらの撮影となります。おそらく新感線初参加の松山さんには、驚きの連続とひたすら忍耐の時間となったはず。


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でもその苦労の甲斐あって、小次郎の大きく強い決意がにじみ出るかのような瞬間を切り取ることに成功!


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この力強い一枚には松山さん自身の想いはもちろん、大勢のスタッフたちそれぞれの情熱や心配りなどもたっぷり込められているのです。



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このビジュアル撮影の模様は後日、メインキャスト各自へのインタビューコメントも含めて改めて掲載予定ですので、どうぞお楽しみに!






「蒼の乱」公式サイト → http://www.aonoran.com/




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