松山ケンイチ「家路」での2年ぶり初日舞台挨拶は独壇場でしゃべり続けの猛アピール

映画.com 3月1日(土)

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全国20スクリーンで公開された「家路」



 [映画.com ニュース] 俳優・松山ケンイチが3月1日、主演映画「家路」が公開された東京・新宿ピカデリーで共演の田中裕子、内野聖陽、安藤サクラ、久保田直監督とともに舞台挨拶に立った。

 2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演した松山にとって、初日舞台挨拶は約2年ぶり。「すんごい、うれしい気持ちでいっぱい。映画をたくさんやらせてもらって、自分の中ではホームだと思っているので、時間は空きましたが幸せです」と満面の笑みを浮かべた。

 東日本大震災による原発事故の影響に翻ろうされる家族の姿を描く同作への出演依頼を受けた際、「過去の話でもなく、時代劇でもない、今を扱った物語。今この瞬間を生きている自分が何かを伝えらえるんじゃないかと思った」と述懐。オール福島ロケで行われた撮影でも、「農業指導の方のお宅をお借りして、その方が昼休憩の時に作ってくれるご飯がすごくおいしかった。愛情をかけて作物を育てている、その味が出ていたんだと思うし、それが映画のエッセンスとして伝わるんじゃないかと思う」とアピールした。

 さらに、兄役の内野とのケンカのシーンでは、「こういうガタイの人ですし、しかもストイック。熱が入って首を絞められたり、投げ飛ばされたりしたらどうしようと思って、向かっていくというより、自分の身を守る方に気持ちがいってしまった」と告白。母親役の田中との田植えのシーンでは、「手でやるのがすごく大事で、自然と人が通じ合っている瞬間は人間にとって一番幸せな姿。それを家族とできる喜びを感じた」と一気に話した。

 そのため、他の登壇者の持ち時間がほとんどなくなってしまい、「あれ? 僕で終わり? すいません」と照れ笑い。それでも、写真撮影後にそれぞれに挨拶の時間があり、安藤は「やっと話せた。内野さんとの、あの濃厚なラブシーンがねえ(本編ではカット)。すごく体がいいし、何とも言えない、いい匂いがした」と暴露。内野も苦笑いしながら「加齢臭じゃなくて良かった」と安どの表情を浮かべていた。

 「家路」は、原発事故によって故郷を追われ仮説住宅で暮らす一家のもとに、東京に出ていた弟が帰省してくることによって起こる波紋、そして未来への希望を見いだしていく姿を描く人間ドラマで、今年2月のベルリン国際映画祭でも上映された。この日は全国20スクリーンで封切られ、「まだまだ話したいことはいっぱいある」という松山は田中、久保田監督とともに、福島・ポレポレいわきでの舞台挨拶に向かった。


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松山ケンイチ、まだまだ話したりない!?「家路」初日舞台挨拶で“家族”が集結!

Movie Walker 3月1日(土)


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左から安藤サクラ、内野聖陽、松山ケンイチ、田中裕子、久保田直監督。撮影以来、久々に“家族”が集まったそう/[c]2014 「家路」製作委員会


3月1日、松山ケンイチが主演を務める『家路』の初日舞台挨拶が行われ、松山を始め内野聖陽、田中裕子、安藤サクラ、久保田直監督が登壇。約2年ぶりの初日舞台挨拶となった松山が「この作品は『今』を扱った物語。自分が『今』を生きているからこそ、なにか伝えられると思う。そういう作品に出会えたことに感謝したい」と笑顔を見せると、会場はあたたかな拍手に包まれた。

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機械でなく手での田植えシーンについて「人と自然のつながりが感じられた印象的なシーン」と松山

ベルリン国際映画祭での好評も記憶に新しい『家路』は、東日本大震災後、故郷に20年ぶりに帰ってきた主人公と、悲しみの淵から希望に向かう家族の姿を描いた作品。久保田監督は「ドキュメンタリーでは描けない福島を」との思いで本作の製作に挑み、「企画を立ち上げて3年かかった。福島で撮っていいのだろうかという思いもありましたし、何度も挫折しそうな時がありました。無事初日を迎えられて感無量です」と安堵の表情を浮かべた。

オール福島ロケで撮影された本作だが、田中が「いま思うのは福島への感謝。不安な日々のなかで暮らす福島のたくさんの人に力を分けてもらいました。ありがとうと伝えたいです」と口を開くと、安藤も「いろんなことを忘れてしまうほど、現場での時間が楽しかったです」と感謝を述べた。

劇中ではそれぞれに葛藤を秘めた家族を演じた面々だが、この日は和気あいあいと仲の良さを見せつけ、松山が「田んぼで(兄役の)内野さんとケンカするシーンがあって、こういうガタイだしストイックな方なので、熱が入って本当に首をしめられたり投げ飛ばされたりしたらどうしようと思っていたんですが、案の定…」と次々裏エピソードを明かすと、内野が「俺ネタはやめて(笑)!」とツッコミを入れるひと幕も。農業指導の秋元氏との思い出など、「現場での出来事が作品のエッセンスになっている」と話は尽きず、あっという間にタイムオーバー。「まだまだ言いたいことはありますが、今日はこの辺にしておきます!」と、本作に思い入れたっぷりの様子をにじませていた。

また、この日会場で流れていた主題歌「アイニユケル」は、久保田監督の熱望により小林武史がこの映画のために書き下ろした楽曲。劇中ではエンドロールに流れ、Salyuの決意に満ちたのびやかな歌声が本作の「希望」というテーマを押し上げている。PVは映画の内容に合わせて福島・南相馬市にて撮影されたもので、この映画にかかわる人々の「福島の風景」を映しだすことへの思いの強さが伺える。

今年ソロデビュー10週年を迎えたSalyuは、2001年に映画『リリイ・シュシュのすべて』でLily Chou-Chouのボーカルを務めて以降、キャリアの節目ごとに、主題歌という役割以上に映画とリンクした楽曲を贈ってきた。彼女が「小林武史さんとの制作はもう約15年ほど続けさせていただいていますが、具体的な意思を持つ言葉がタイトルと成った作品を頂くのは、これが初めて」と語るとおり、なかでも映画『家路』と「アイニユケル」が特別な関係であることがわかる。

そんなラストシーンについて、内野は「福島の話でありながら、世界中どこでも通用する話になっていると思う。観たあとになにかしら持ち帰っていただけたら」と語ると、松山も「ものすごく前向きな作品。観ているかたがたにもその想い、届くと思います」と力強く口にした。【Movie Walker】






意外や意外!松山ケンイチ、2年ぶりの初日舞台あいさつに笑顔!

シネマトゥデイ 2014年3月1日


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約2年ぶりの初日舞台あいさつに登壇した松山ケンイチ



[シネマトゥデイ映画ニュース] 俳優の松山ケンイチが1日、主演映画『家路』の初日舞台あいさつに登壇した。松山が出演作の初日舞台あいさつに登壇するのは実に2012年3月公開の映画『僕達急行 A列車で行こう』以来、約2年ぶりということで、この日は「時間が空いてしまったけど、いろいろとさせてもらっている中で映画をホームのように感じているのですごくうれしい」と壇上で頬をほころばせていた。ほかに、田中裕子、安藤サクラ、内野聖陽、久保田直監督も出席した。

映画『家路』フォトギャラリー

 松山は「この作品は過去の作品でもないし、リメイクでもないし、『今』を扱った作品。『今』を自分が生きているからこそ、何か伝えられるんじゃないかと思って出演した」と出演に至った経緯を明かすと、福島でのオールロケについては「たくさんの出会いがあって幸せだった。農業指導の方の家でロケをしましたが、そこでいただくご飯も本当においしくて、みんなを笑顔にさせてくれた。現場での一つ一つの出来事がこの作品の大切なエッセンスになっていると思います」ときっぱり。

 また、田中も「今、思うのは福島の縁、感謝です。息をするのもつらいかもしれない、いろんな問題がある中で、心を開け、許して迎え入れてもらった。仮設住宅での撮影では、おばちゃんたちが夜の撮影でホカロンを差し入れてくださいましたし、自分の着ているちゃんちゃんこを脱いで、かけてもくださいました。福島の人に逆に力を分けてもらった気分です」としみじみ。安藤も「いろんなことを忘れてしまうほど、その時間が楽しかった」と福島での時間を振り返っていた。

 久保田監督は「企画を立ち上げて3年かかりましたけど、こんなに豪華なキャストに出ていただいて、一生の運を使い果たしてしまった気がします」と感謝の気持ちを述べると、「福島で撮影していいのかと自問自答しつつも、何度か福島に通い、圧倒的な自然の美しさやそこで暮らす人たちの姿を見て、絶対ここで撮らなきゃダメだっていうふうに思った」とこだわりの一端を明かしていた。

 本作は、「ドキュメンタリーでは描けない福島を描きたい」という監督の熱意の下、震災後の福島を舞台に、故郷を失った家族が再生に向かう姿を描いた作品。(取材・文:名鹿祥史)

映画『家路』は新宿ピカデリーほかにて全国公開中






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